故人を偲ぶ新しい形であるメモリアルダイヤモンドという選択

流行のハナシ

最近では有名人も故人の遺骨をアクセサリーなどにして肌身離さず身に着けたり、遺骨をダイヤモンドにして自宅に保管している人なども増えてきています。

昔はお墓に納骨するというのが当たり前でしたが、時代の変化とともに自分たちの生活環境の中に遺骨を安置して置いたり、アクセサリーなどにして身につけるような手元供養が広がってきつつあります。

ライフスタイルや生活環境の変化で故人の供養の方法も時代とともに変わってきているようです。今回は遺骨をダイヤモンドにして供養するメモリアルダイヤモンドを紹介したいと思います。

故人を偲ぶ新しい方法 メモリアルダイヤモンド

形見を肌身離さず持ち歩き故人を偲ぶ方法として、故人の遺骨そのものからダイヤモンドを製作し身に付ける、というユニークな方法が話題を集めています。遺骨ダイヤモンドと呼ばれるものがそれで、極めて純度が高く高品質のダイヤモンドを作成可能なのが特徴です。

炭素は人体の約18パーセントを構成しており、高温の荼毘に付せば遺骨から極めて純度の高い炭素を得る事が出来ます。専門業者に依頼すれば、遺骨や遺灰から高純度の炭素を抽出・加工し最大2カラット程度までの遺骨ダイヤモンドを製作してくれます。

メモリアルダイヤモンドの製作に必要な遺骨の量は、業者や希望するダイヤモンドのサイズによって異なります。多くの場合、成人男性から得られる遺骨全体の約3分の1に相当する400グラム以上が必要です。

メモリアルダイヤモンドの加工・成形は本場・スイスの業者への委託がメインです。希望に応じて高品質なカットを施してくれますし、故人の体格により必要な遺骨量に届かない場合でも上手く対処し、希望に沿ったメモリアルダイヤモンドド製作を行ってくれます。

なお遺骨に含まれるごく僅かな含有成分により自然着色が生じるケースもあります。また業者側でも希望に応じ好みの色に着色出来る技術を備えており、相談してみるのも良い手です。

加工には、遺骨の黒鉛化や高温高圧環境下におけるダイヤモンド結晶化を始めデリケートな作業が連続する為、納期は最低でも6カ月程度は要します。ですが大事な遺骨やダイヤモンドの配送は最大限注意を払いますし、プライバシーや秘密も厳守する為、安心の元依頼出来ます。

大切な人の形見をいつまでも

一昔前だと人工的なダイヤモンドを作成する技術は低かったのですが、海外を中心に天然のダイヤモンドとほぼ遜色のない形に作れるほど技術は進歩してきています。

そんな中、遺骨からダイヤモンドを生成するといった発想を最初に思いついた方にはもう脱帽です。

ただ認知度といった点で、例えば大切な人へのプロポーズ時に渡す婚約指輪を、思い出の指輪等の貴金属やダイヤモンドを材料にリフォームして作成したという話しは稀に!?聞きますが、遺骨をもとにメモリアルダイヤモンドを作成するという話しに関しては、中々まだ聞きなれないのではないでしょうか。

しかしながらどちらにも共通する点として、「強い思い」を感じざるおえないのではないでしょうか。リフォームした婚約指輪に関しては生前の大切な人へ、今から未来へとこれから紡ぐ人生への「強い思い」を形にしたものになるでしょうし、遺骨ダイヤモンドに関しては、大切な人との別れから過去を振り返るための「強い思い」を形見にしたものになるかと思います。

そういった人生の節目にいっらしゃる方、生前大切な人へリフォームした婚約指輪のサプライズや、亡くなった大切な人の形見をメモリアルダイヤモンドとして残したりすることも検討してはいかかでしょうか。

そこにはたしかに「強い思い」が形になり残り続けると思います。

タイトルとURLをコピーしました