誰でも一度や二度、いやもっとたくさん体験したことのあるトイレつまり。用を済ませて水に流しても流れない、水位がどんどん増えて溢れそうになってしまう・・・なんて経験をした人も多いでしょう。
トイレがつまってしまうと直るまではトイレが使えない状態になります。自分一人ならまだしも大家族だと大変です。近くにコンビニなんかがあれば、緊急でトイレを借りることもできるかもしれませんが、そうでない場合は生活にも支障きたしてしまいます。
また、場合によっては臭いが充満する場合もありますので、一刻も早く解決する必要がありますが、水道の専門業者を呼ぶ前にまず自分でやってみるべきことを紹介したいと思います。
トイレつまりの原因は様々ですが、意外と簡単に解決することも多いので、万一に備えて覚えておくと良いでしょう。
トイレ詰まりの前兆
水を流した時に全然流れずにどんどん水かさが増えていくと、水があふれだしそうになって軽いパニックになってしまう場合があります。
しかしここで慌てても仕方ありませんので、まずは落ち着きましょう。
トイレつまりはある日突然起こる場合もあれば、数日前から前兆がある場合もあります。
トイレつまりの前兆のまずひとつは水位です。使うたびにトイレの水位をまじまじとチェックする人もいないと思いますが、なんなとなく、いつもより水位が高くなっていると思ったことはありませんか?
実はこれはトイレつまりの予兆です。水位が上がっている場合でも時間が経てば少しずつ水位が下がっていくため、あまり気にしない人も多いと思います。
また、水位が上がっているからと言って必ずしもその後にトイレつまりが発生するというわけではないので軽視されがちですが、水位が上がっている日が続いていたら、完全に詰まってしまう前に対策を取った方がいいでしょう。
次は水を流した時の音です。通常は水を流すとジャーと流れると思いますが、コポコポといったような音がすることがあります。これらの音は配水管のどこかで軽く詰まりが生じている可能性が高いので要注意です。
最後は水の流れる勢いです。いつものようにザーと流れずに少しずつしか流れていかない場合も注意が必要です。
トイレつまりの対処法
では実際にトイレが詰まってしまった時の対処法を紹介したいと思います。ただこの対処法については、上記で解説したトイレ詰まりの予兆が見られた時点で実践しておくことで、完全に詰まった状態になるのを防ぐことも可能です。
すでに詰まりの前兆があった時点で、軽く詰まっていることが多いため、この時点で対処しておけば大事にならず済むことも多いです。
まずひとつめはもう少し水を流してみることです。但し注意すべきなのは、水洗で流してしまうと一気に溢れてしまって逆効果になることも多いので、バケツなどに水を汲んできて様子を見ながら流すようにして下さい。
もちろん少しずつバケツの水を入れるだけでは勢いがないので、こぼれない程度の少し高い位置から勢いをつけて流すようにしましょう。
水を流してもダメなら次はお湯です。もちろんトイレは熱湯はダメなのでだいたい50度ぐらいのお湯が良いでしょう。人がギリギリさわれるぐらいの熱さが目安です。
便が詰まりの原因になっている場合、お湯のほうが溶けやすいためこれで解消できる可能性も高いです。
それでもダメならスッポンを使いましょう。ほとんどの家庭ではこのスッポンを常備していると思います。うまく行かない場合はお湯とスッポンを併用しながらやってみて下さい。
トイレつまりの前兆の段階や軽度の詰まりの場合はだいたいこれぐらいの対処で解消することが多いです。
他にも薬剤を使う方法などもありますが、できるだけ軽度の詰まりの時点で対処するために日ごろからトイレの水位や水を流した時の音なども観察するように心がけましょう。
重度のトイレ詰まりは業者を呼ぼう
どうしても自分たちで解決できない状態になってしまったら、専門の水道業者を呼ぶようにしましょう。
水道業者に相談する場合はできるだけ早めに連絡することをおすすめします。
トイレやキッチンなどの水回りの修理の依頼は緊急性を要することも多いため、スピーディーに対応してくれるところが多いですが、それでも連絡が遅れるとその分トイレが使えない時間が長くなってしまうため、早めに連絡したほうがいいでしょう。
水回りの修理業者は日本全国にありますので、お近くの水道修理屋さんに連絡するのがいいでしょう。大阪であれば、大阪のトイレつまりを専門にしてくれる業者さんが見つかるはずです。
連絡をした際にできるだけ状況を細かく伝えるためにも、箇条書きで伝える項目をまとめておくと端的に伝えることができるのでおすすめです。
水道などの水回りを始め、家関連の修理などは突発的に必要になることもあるため、あらかじめ業者さんをピックアップしておくといざという時に役立つはずです。