ご主人に少しでも育児に参加してもらうための方法

日常のハナシ

結婚して子供ができると一番大変なのが子育てです。それまで夫婦で自分たちの好きなことをやっていた生活も子供が生まれることで、完全に子供が中心の生活に変わっていきます。

男性の場合は継続して外で働く人がほとんどだと思いますが、女性の場合は仕事を退職したり、パートタイムでの仕事に切り替えたりしながら、子育て中心になっていきます。

そうなるとご主人が育児にかかわるのは仕事が終わって帰宅後から終身までの時間と休日の時のみになります。

しかし実際は平日帰宅後は残業で遅くなる人も多く、ほとんど子供と顔を合わせず平日を過ごしてしまう人も多いと思います。

結局のところ休日の少しの間だけがご主人の育児にかかわる時間で、1週間のほとんどは奥さんが子育てばかりを行なうという生活になってしまう家庭も多いのではないでしょうか。

今回はご主人に少しでもイクメンになってもらうための方法をいくつか紹介したいと思います。

具体的にどういうことをすればいいかをしっかりと伝える

これは結構大切で男性の場合、本当はもっと育児を手伝いたいけど何をすればいいのかが分からないという声もよく聞かれます。

女性の場合は1週間のうちほとんどの時間をお子さんと一緒に過ごしているため、お母さんにしか分からないことも多く、子供との距離感がご主人に比べてかなり近くなります。

なのでもし子供が泣き出したり、ぐずったりしてもお母さんはすぐに何かを察知してどうすればいいか解決策を見つけることができますが、男性の場合はそうはいきません。

実際、子どもが泣き出しておろおろしてしまうというお父さんがかなりたくさんいるのが現状です。

なので、こういう場合はどうすれば、どういうふうにお子さんに接してほしいかなどできるだけ具体的にご主人に伝えていくことが大切です。

毎日、もしくは一週間の育児内容を夫婦で共有する

平日の子育てはほとんどがお母さんが中心となると思いますが、日々どんなことをしたか、どんなことがあったかなどをまとめてご主人と共有するようにしましょう。

子どもの成長はとても早いです。一週間会わないだけでもどんどん成長していきます。

お父さんからしてみれば毎日ちゃんと帰宅していても、時間が遅かったり子供と触れ合う時間がほとんどなかったりすると、自分のしらないうちに子供がどんどん成長していってしまいます。

そうなると余計にお子さんとの接し方が分からなくなってしまう人も多いのではないでしょうか。

そこでお母さんだけにしか分からないこと、子供の成長記録のようなものを作ってご主人と共有することで、お父さんのほうも自分が接していない時の子どもの成長を確認することができるようになります。

これはお母さん側の負担がさらに増えてしまう部分もありますが、それほど本格的なものではなく、メモ書き程度でもいいので気付いたことを書いておくだけでもいいでしょう。

また、最近はスマホでもいろんな機能があるので、ネットで共有ファイルを見れるようにしておくだけでもいいと思います。

夫婦で一緒に子育てがベスト

夫婦での最大の共同作業と言えばやはり子育てです。平日はお母さんが中心になりがちですが、週末などお父さんが仕事の休みの日はできるだけ家族で子育てに参加するようにしましょう。

平日は女性の負担が大きいため、週末は完全にお父さんにまかせっきりと言う人もいます。もちろんたまにはお父さんにまかせて、お母さんが楽をするのもいいとは思いますが、やはり子供にとってはお父さんとお母さんと家族が一緒にいるのが一番楽しいものです。

せっかくのお父さんの休日はできるだけ家族で過ごす時間を取るようにすることも大切です。

家族で過ごす時間を増やすことでお父さんが子供に接しやすくなる効果もありますので、接し方が分からないと悩むお父さんにも効果的ではないでしょうか。

育児グッズは一緒に決めるかお父さんに一任してみる

育児に関する商品は非常にたくさんあります。おもちゃなんかもそうですが、子ども服はもちろん、ベビーカーなどいろんな便利グッズが発売されています。

そこでこうした育児グッズをご主人に選んでもらうというのも効果的です。育児にあまり興味のないお父さんも時々いらっしゃいますが、こうした一部分をまかせることで、育児に興味を持ってもらうことができます。

また、自分が選んだ育児グッズがちゃんと役に立っているかとか、子どもが喜んでくれているか、など結構気になるものです。

あまり負担のかからないところを部分的に任せることで育児に興味を持ってもらい、自然に育児に参加してもらえる時間を増やすことにつながることもあります。

お子さんの成長を共に分かち合う

前述の育児内容を夫婦で共有するということに少し近いですが、お子さんの成長過程をシェアして分かち合う時間を増やすことが大切です。

お子さんの首が座った時や寝返りを打った時、立った時、歩いた時、話始めた時などなど、お子さんの「初めて」を夫婦で共有することで、成長を一緒に分かち合うことができます。

これも成長日記のようなものを夫婦でシェアして記録として残しておくのもいいかもしれません。

特にお父さんはお子さんと過ごす時間が限られてしまうため、こうしたちょっとした成長は非常に楽しみだと思います。

ちょっとしたお子さんの成長を日々分かち合うことで、子育てへの関心や興味が大きくなり、自然と育児に時間をかけるようになっていくお父さんも多いです。

おもいきってご主人に育休を取得してもらう

まだまだ社会的な認知が進んでいない状況ですが、一度しかないお子さんの成長過程を少しでも一緒に過ごすために、おもいきってお父さんに育児休暇を取得してもらうという方法もあります。

男性の育児休暇が認められるようになってきましたが、それでも実際に育児休暇を取得している男性は全体の1割未満だそうです。

ちなみに海外ではほとんどの男性が育児休暇を取得しています。これはもうお国柄というか国民性なのかもしれませんが、日本で男性が普通に育児休暇を取れるようになるにはまだもう少し時間がかかるのかもしれません。

育児休暇については、【パパになる準備】夫が育休を取得するタイミングはいつがベスト?休む期間は?の記事で詳しく解説されていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ご主人が育児休暇を取得してまとまった育児ができるようになれば、お母さんはかなり楽になると思いますし、何よりも子供の成長過程を一緒に過ごすことができることも大きなメリットです。

勤めている企業によってはまだまだ取得が難しい場合もありますが、もっと普通に男性も育児休暇が取れるようになることを願うばかりです。

最後に・・・

まだまだ日本では子育ては女性がするものというイメージが強いと思います。もちろんそれが間違いというわけでは決してありませんが、海外に比べるとまだまだ育児を積極的に行なっているお父さんは少ない印象です。

しかしこれは単に男性側だけの問題ではなく、社会全体の問題かもしれません。前述の育児休暇が取得できるようになったのはいいですが、もっと普通にみんなが取れるようにならないと意味がないですし、社会的な認知度もまだまだ低いのではないでしょうか。

子育てに興味のあるお父さん自体は多いと思うので、夫婦で協力してできることはいろいろとやってみると良いでしょう。

家族や夫婦の形はみんな違いますので、自分たちに合った方法や子育ての仕方を模索してみましょう。

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